旅行 前半 フランス・ボルドー編

島岡さんは「やるべきことが見えてくる研究者の仕事術」でブログを書くことを勧めている。その中にあった「ブログのタイトルの決め方」から引用。

タイトルは自分の思うまま何でもよいが、Googleサーチして同じものやよく似たものがないか確かめましょう

確かめなくっても、誰も「海外研究者のありえなさそうでありえる生活」なんてタイトルつけないよー。


さて本題に入ってまず最初に言っておきたいこと。
ドルで給料をもらっている方、おいそれとヨーロッパなんか行ってはいけません。ただいま1ユーロは1.5ドル。目の玉飛び出るお値段。 最初に空港でチェックしておいてよかった。ぼけっと買い物三昧なんかしていたら大変な目に遭っていた。アメリカにいても貧乏ポスドクだけれど、ヨーロッパに行ったらさらに貧乏ポスドク!そして今もっとも強い通貨は日本円。。。。 おいそれとどこにも遊びに行けない。

さて今回の旅行は、昔の同僚(フランス人)に「博士論文発表をするから来てー!」と言われたからである。France Bordeauxである。日本人なら誰でも知っている(?)ワインの有名なボルドーである。


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貧乏ポスドクがなぜヨーロッパなんかにへらへら行けるかというと、US Airwaysのマイレージが50000あったからである。ならミュンヘンによって行こうかと思ったら、なんとミュンヘンはオクトーバーフェストの真っ最中で、マイレージは100000必要であった。泣く泣く(?)マドリードを選んで、そこからボルドーへの往復航空券を買ったのである。

今回の旅行でやったこと。
・元同僚のプレゼンの練習に付き合い、チェックすること。

・元同僚の発表を聞くこと。 発表40分間+質疑応答1時間20分で、聞いているほうが大変だった。普段はフランス語でやるらしいが、私のボスがThesis comittee(博士論文の審査員)なので、英語。フランス人もみな質疑応答は英語。ご苦労様。

・ワインをランチでもディナーでも飲むこと。

・一つの食事を2時間かけて食べること。だいたいテーブルに座っていてもウェイターが来ない。ウェイターが来てメニューを渡してから、かーなりたって注文をとりに来る。そしてそれからだーいぶ経ってから前菜登場。(この時点でテーブル座ってから30分経過) その後メインの料理が来る。食べ終わった後ウェイターがデザートをどれにするか聞きに来る。 それをまた待って食べる。 その後全然来ないウェイターを待って支払いをすませる。
ということで、合計2時間! 休暇なので、別に急ぐ必要も無いので全然平気。 

フォアグラを食べること。(ガチョウの肝臓 正確に言うと脂肪肝)

・ガチョウの肉を食べること。 フォアグラとガチョウで、そのうちガチョウになるかと思った。

・近くのArcachonに行って、オイスター(生牡蠣)を食べること。

オイスターはアメリカのよりもフランスのほうが美味しい。もっと海の味がする。アメリカはオイスターを洗っているのか?日本のオイスターよりも美味しいかは、不明。 今度日本に帰ったときに食べようっと。

・ボルドーの街の観光。

フランスでは像でさえタバコを吸うらしい。

・シャトーに行ってワインの造り方を見学。 英語のツアーだったが一緒にいた人達はドイツ人だった。

・Archachonの近くの砂丘に行くこと。

これは鳥取砂丘ではない。フランスの砂丘である。

・美味しいので毎回満腹になる。しまいには動脈硬化Atherosclerosisになるかと思った。もっともフランス人は毎日あんな食事をしているわけではないらしい。

・フランスのパン万歳! アメリカのパン屋さんはみな修行に行ってください。というか、どうやってあんなまずいもんを平気で売るかね。

友達のうちに泊まらせてもらったのだが、ヨーロッパはどうもシャンプーとか石鹸とかの香料が一緒なのか、ドイツにいたときの石鹸のにおいがしていた。わーん。ドイツ帰りたいよー。

今日の教訓 ドルで働いていては、おいそれと他の国で引退することもできん。

過去のブログ
やるべきことが見えてくる 研究者の仕事術
Keystone meeting @ Banff お遊び編 (バンフで引退したいと思ったこと)

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